2025年度 日本建築学会大会(九州)にて共同研究の成果を発表しました
2025.09.12
2025年9月9日(火)から12日(金)にかけて、九州大学 伊都キャンパス(福岡市)にて開催された「2025年度 日本建築学会大会(九州)」において、当社は室蘭工業大学と共同で行った研究成果について発表いたしました。
発表した論文の概要は以下の通りです。
■ 発表概要
論文タイトル:
各種塩害対策手法による補修モルタルの鉄筋腐食進展抑制効果に関する検討
概要:
塩害を受けたコンクリート構造物を補修する際、鉄筋に塩化物イオンや腐食が残存した場合の再劣化(腐食の進展)が課題となります。
本研究により、腐食が残存する場合においても、高炉スラグを使用することでセメント系防錆剤と同等の腐食進展抑制効果が期待できることが示されました。
さらに、劣化因子遮断性の高い繊維補強ポリマーセメントモルタルとこれらの対策を併用することで、より長期的に腐食の進展を抑制できる可能性も示されました。
当社は今後も、産学連携による研究開発を推進し、その成果を社会に還元してまいります。