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保守維持事業部 コンクリート補修用ポリマーセメントモルタル 「エフモル」

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エフモル (NETIS:HK-110049-VE、ARIC:1001)

  • エフモル
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高炉スラグ、フライアッシュ、および短繊維を配合したコンクリート補修用ポリマーセメントモルタルです。高炉スラグの特長である潜在水硬性により、耐塩害性能・耐凍害性能・化学抵抗性能に優れ、また繊維の配合により、初期乾燥収縮ひび割れや有害なひび割れの発生を抑制します。

北海道発の高耐久性コンクリート補修材料

  • 室蘭工業大学、(地独)北海道立総合研究機構建築研究本部北方建築総合研究所、北海道電力(株)との共同研究や日鉄セメント(株)からの技術アドバイスを経て開発
  • 室蘭製鉄所の副産物『高炉スラグ』と火力発電所の副産物『フライアッシュ』を使用
  • 厳しい寒冷地において高耐久性が求められる農業水利施設、港湾漁港構造物、橋梁などの補修工事を中心に全国で200件以上の実績

独自の製造方式

従来の補修材料の製造方式には無い『1袋計量袋詰』方式を採用した自社工場にて製造しています。この製造方式により配合のばらつきが極めて少ない製品が生産でき、モルタルの品質が安定します。

エフモルの性能

  1. 1.高耐久性

    高炉スラグの配合により硬化体の細孔構造が緻密になることで、耐塩害性、耐凍害性、化学抵抗性が大幅に向上します。特に耐凍害性においては、通常の凍結融解抵抗性能試験のサイクル数(300サイクル)を超えても急激に劣化することもなく、長期に渡って健全性を保持できることが研究成果により明らかになっています。
  2. 2.安定した付着性

    接着プライマーを使用しなくても一定の付着強度が確保できます。例えば有機系プライマーを使用するのが困難な水利施設の補修では、湿潤状態のまま施工することが可能なので、工程短縮にも繋がります。
  3. 3.ひび割れ抵抗性

    収縮が小さく、また特殊短繊維を配合していることで施工後早期のひび割れ発生を抑制します。例えば早強型断面修復材では、施工時によく見られる初期養生段階でのひび割れ発生も抑制できるため、施工後の手直しを防ぐことができます。また大断面にも適用可能なため、日当施工量も向上します。

用途

コンクリート構造物の断面修復および表面被覆。

適用可能場所

  • 農業用水路、頭首工、ダム等の水利施設
  • 橋梁、ボックカルバート、覆道部、擁壁等の土木構造物
  • 漁港・港湾・海岸構造物

製品一覧

製品名 推奨用途 施工方法 荷姿 特徴
エフモル05 断面修復 吹付/左官 12.5kg/25kg NEXCO構造物施工管理要領断面修復材(左官工法・吹付工法)品質規格適合
エフモル05-S 断面修復 吹付/左官 20kg 吹付施工が可能な早強型断面修復材(冬期施工用)
エフモルKH 断面修復 吹付/左官 20kg 軽量・早乾型断面修復材
NEXCO構造物施工管理要領断面修復材(左官工法)品質規格適合
エフモルWA 表面被覆 吹付/左官 25kg 冬期の水利施設補修に最適な繊維補強型表面被覆/断面修復材
エフモル15 表面被覆 吹付 25kg 高靱性型表面被覆材(HPFRCC)

認定・登録など

  • NETIS(国土交通省新技術情報提供システム)登録番号 『HK-110049-VE』
  • ARIC(農業農村整備民間技術情報データベース)登録番号 『1001』
  • グリーン購入法特定調達品目『高炉スラグ骨材』使用
  • 道産建設資材データベース登録: 商品コード 『00503』
  • 北海道新技術情報提供システム登録
  • 農林水産省H30官民連携新技術研究開発事業の研究材料に採用

農林水産省官民連携新技術研究開発事業とは

農業農村整備事業の現場にすぐに生かせるほ場レベル(フィールドレベル)での創意工夫等による新技術開発を、官民の密接な連携の下に進めることにより、農業農村整備事業を一層効率的に推進することを目的とした事業です。(農林水産省ホームページより抜粋)

農林水産省ホームページ(官民連携新技術研究開発事業)
https://www.maff.go.jp/j/nousin/sekkei/kanmin.html

当社は官民連携新技術研究開発事業として、室蘭工業大学大学院、鳥取大学農学部、寒地土木研究所水利基盤チームなどと「高炉スラグ系材料及び機械化施工による超高耐久性断面修復・表面被覆技術の開発」と題して共同研究を行っています。
エフモルは超高耐久性断面修復・表面被覆を具現化する要素技術の1つで、北海道内の開水路で試験施工およびモニタリング調査を現在実施しています。

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補修例

1.鉄筋コンクリート二次製品用水路

鉄筋コンクリート二次製品用水路
[これまでの問題点]
  • 凍結融解により劣化が加速し、機能を維持することが難しい。
  • 側壁に比べて底版が特に水流摩耗によるすり減りを受けやすい。
[改善される点]
  • 微細な挙動によるひび割れに対する抵抗性能が向上する。
  • 凍結融解に対する抵抗性能が向上する。
  • すり減り抵抗性能が向上する。
  • 粗度係数が改善される。

施工状況

  • 高圧洗浄※
    ※母材の状態により劣化部除去が必要な場合があります。
  • モルタル吹付け
施工完了

2.コルゲート装工用水路

コルゲート装工用水路
[これまでの問題点]
  • 弱地盤に位置しており、重量のある補修工法では難しい。
  • 漏水が発生しやすい。
  • 固定ボルト(30mm露出)に草・ゴミが纏わりつき、管理手間がかかる。
[改善される点]
  • 軟弱地盤に対して軽負荷な補修ができ、長寿命化が図れる。
  • 漏水が防止できる。
  • 固定ボルトの凹凸が無くなるため、草・ゴミのまとわりつきを無くすことができる。

施工状況

  • 施工前
  • スタイロフォーム設置
  • モルタル吹付け
  • 施工完了